お茶の間が気付かないレベルでの深夜アニメコラボレーションを考える

6月2日からお菓子の明治とのコラボレーション「明治×『ここさけ』&『あの花』レシート応募キャンペーン」が開催されていますが、そのTVCMでのアニメの起用方法に僕なりの理想を感じましたので取り上げさせていただきます。

※『ここさけ』とは、2015年9月19日より全国公開されるアニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』の略称

※『あの花』とは、2011年4月から6月までフジテレビ・ノイタミナ枠などで放送された、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の略称

 

お茶の間とアニメファンの温度差

そもそも、深夜帯のアニメというものは、いわゆるコアな大人ファン向けであり、その昔の玩具を売るための子ども向けのアニメとは異なるわけです。 ですので、お茶の間(小さいお子さんや、そのご家族、アニメに興味のない方)が見ることは想定されておりませんし、商圏としてもあまり対象とはなっていなかったように思います。 ゆえに、一般のお茶の間タイム(ゴールデンタイムなど)に深夜帯アニメ要素が入り込むと、それは深夜帯ファンにとって大きな反応となるわけです。 以下、3つの例を挙げます。

1) 2014年12月25日 声優の花澤香菜さんがスッキリに生出演したとき

2) 2015年2月16日 ラブライブ!のμ’s(ミューズ)がRの法則に生出演したとき

3) 2015年5月8日 歌手のLiSAさんがミュージックステーションに生出演したとき これらの3つをTwitter上の数字で見てみますと、以下のようにツイート数が爆発的に増え、2)のRの法則の時はNHKのつぶやきビックデータにも載りました。 

 

花澤香菜スッキリRの法則ラブライブ!-3

LiSA Mステの分析グラフ

 

 

 

 

 

 

お茶の間にとっての自然なリズムとは?

こうして見てみますと、お茶の間に深夜アニメ要素が出るだけで、ファンの方の大爆発がわかると思います。

なぜ大爆発するのか、それは深夜帯アニメが「爪跡を残した!」というファンにとってのお祭りだからだと思います。お祭りだからその瞬間を逃すまいと、瞬間を共有しているのではないでしょうか。

これら3つの事例は、日本の新しい文化を紹介するという切り口なので、ビジネスというよりは情報番組としての要素が強いと考えます。それはそれでとてもいいことだと思いますが、コアなファンの方の反応がメインにならざるを得ないとも思います。もしかしたら興味のない方は情報が入ってこないかもしれません。

では、深夜帯アニメをもっと多くの人に知っていただき、新しい人にファン層を自然に広げるには他にどんな方法があるでしょうか?

僕はそのヒントを冒頭の明治チョコレートのTVCMに感じています。

いわゆるお茶の間の人が急に深夜帯のアニメを見たらその文化に対して素養がなく、やはり抵抗があるかもしれません。そうした中、明治チョコレートのTVCMでは、『ここさけ』のアニメ映像は流れているものの、BGMの「チョコレイト、チョコレイト、チョコレイトは明治」は一般のお茶の間でも知っているメロディです。このメロディをアニメ『あの花』のヒロイン・めんま(CV:茅野愛衣さん)が歌っている。 これはお茶の間にとってもごく自然に受け入れられるプロモーションだと思います。たぶん興味のない人はめんまの存在に気付かないでしょう。(気付いた我々は「めんま見つけたー!」と歓喜し涙しますが・・・w)しかし、この気付かないくらいが一番お茶の間が受け入れやすいことなのだと思っています。「カワイイ声のメロディだなぁ」と思った人だけが能動的に調べて知ってくれるくらいがいいのだと思います。

深夜帯アニメを知らないお茶の間が拒否をせず、自然に受け入れてしまっているくらいがちょうどいい。それが市民権なのかなと。

ちなみに以下、参考までに「明治×『ここさけ』&『あの花』レシート応募キャンペーン」のTwitter話題数を整理しておきます。どこまで見つかっちゃって伸びるのか楽しみにしております。

 

ここさけ×あの花×めんま×明治チョコレート

ここさけ×あの花×めんま×明治チョコレート2ここさけ×あの花×めんま×明治チョコレート3ここさけ×あの花×めんま×明治チョコレート4

 

 

 

 

そんな中、2015年6月4日「SHARP スマートフォンAQUOS emopa life story」にて、上記でも取り上げさせていただきました声優の花澤香菜さんが起用されております。TVCMではないため一概に比較にはできませんが面白い事例でしたので急きょとりあげてみました。

 

花澤香菜 AQUOSの分析グラフ花澤香菜 シャープの分析グラフ花澤香菜の分析グラフ

 

 

 

 

 

 

※上記は6月4日現在のツイートの様子です。

これから深夜アニメ要素がいろいろなところでいろんな起用をされ、お茶の間に届いていくといいですね!とりとめのないまとめになってしまいましたがこんな感じで。