グローバルBizジャーナル連載 第4回 アニメ、マンガ―「食」業界のサブカル活用④

 今年9月、3万人以上を集めた「京都国際マンガ・アニメフェア2013」──いわゆる「京まふ」(フェアの略称)では、京都の聖護院八ツ橋総本店がアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」(※1)とコラボした生八ツ橋「舞妓まどか八ツ橋」が販売され、人気を集めた。同商品は昨年も販売され完売。今年は人気キャラクターの「ほむら」の着物姿をあしらった「舞妓ほむら八ツ橋」がラインナップに加わり、好評を博した。
 聖護院八ツ橋総本店といえば、元禄2年(1689年)に琴の形に似せた干菓子を「八ツ橋」と名付けて発売した八ツ橋の本家で、京都を代表する老舗である。それがアニメとのコラボ、しかも京都で行われるご当地のアニメフェアのための企画だというから驚きだ。
和田「八ツ橋は京都を代表する土産物だが、徐々に顧客層が40~50代以上となりつつあり、若者が少なかった。そこで若い層を取り込むためにアニメと
コラボをしようと、企画をつくっていきました」
 こう経緯を説明してくれたのはエクスアーツジャパンの社長・和田氏。同氏は「京まふ」の実行委員会で事務局・総合プロデューサーを務め、コラボ企画を進めた張本人だ。確かに、和菓子が若い客層をターゲットにしようと考
えた場合、アニメは良い導線になる。和田「他にも『進撃の巨人』や『ちはやふる』(※2)『ケロロ軍曹』(※3)などのアニメ作品とのコラボもしています。もちろん、単にキャラクターを使えばいいということは絶対になく、作品への理解やコラボする理由などが必要です。これは、前回までの連載で武者さんがお話されていたとおりですね」

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